年間休日とは、企業が定めている1年間で取得できる休日数の合計のことです。
年間休日数は企業側の判断に委ねられているので、それぞれ異なります。
ただし、判断が委ねられているとは言え、労働基準法をきちんと守っていることが前提であることは忘れてはいけません。
労働基準法で定められている法定休日以外に、年末年始や夏休みなどの長期休暇も年間休日に含まれます。
一方、企業が独自に設定している結婚休暇や誕生日休暇といった休暇は、年間休日には含まれません。
労働者1人に与えられた年間休日の平均日数は、令和3年に行われた厚生労働省の調査によると115.3日とされています。
そのため、120日程度年間休日が設定されていれば、平均的な日数は与えられていると判断して良いでしょう。
この数字は週休2日だった場合のものであり、カレンダー通りに休める日数の目安でもあります。
年間休日数は、企業の規模が大きくなればなるほど増加する傾向にあるのも特徴です。
そのことから、年間休日の日数を重視したい場合には、できる限り大きな企業に勤めることがポイントと言えるでしょう。
なお、労働基準法における年間休日の最低ラインは105日です。
自分の休日数の合計が105日以下だった場合は、職場が労働基準法を守っていない可能性があります。
このような事実が発覚した際は、速やかに専門機関へ相談してみると良いでしょう。
もしかすると、労働時間などの基準も守られていない可能性が高いです。
年間休日について、詳細を読んでしっかりと理解しておきましょう。